\【大阪ストリートミュージシャンの「輪」】とは、大阪を拠点に活動するストリートミュージシャンを多くの方に知ってもらう為に始まった企画!!/
ストリートミュージシャンの方から次のストリートミュージシャンの方を紹介してもらい、
「絆のバトン」を渡して大阪のストリートミュージシャンで「輪」をつくっていこうというのが今回の企画です。
第8弾の「大野ヒロカズ」さんから紹介して頂いたストリートミュージシャンは「アキラ」さんです!!
ストリートミュージシャン「アキラ」さんをインタビューした内容をご紹介をします♪
「アキラ」さんのプロフィール
プロフィール
・平成30年8月、プロ野球にて国歌独唱。
・平成31年3月、自身初ワンマンライブsold out
・島村楽器「レコメンドアーティスト」に選出され全国の店舗で店内BGMとして「meteora」が採用される。
・島村楽器主催コンテストライブ第五回「アコパラ」関西地区優秀賞。全国ファイナリストに選出される。
・FM千里にて、ミニアルバムより「START!」「meteora」がパワープレイに選ばれる。
「大野ヒロカズ」さんとのつながり
―大野ヒロカズさんとはどのような繋がりなんですか?
アキラ:中学の、先輩の、同級生の、相方です。(笑)
中学で音楽活動を始めたときくらいに、先輩に「音楽やってるんやったら、面白いやつおるで、今度北千里に歌いに来るから見においでよ」って声をかけてもらって、そこで紹介してもらいました。
その後、梅田でストリート活動をしてるヒロカズさんのライブをちょくちょく見に行くことが増えてから、仲良くしてもらってますね。
2人とも声が高いので、「HIGH&HIGH」という、ユニットを組んでライブをしたりもしました。
現在の活動内容について
―アキラさんの現在の活動内容を教えてください。
アキラ:音楽活動としては、ライブハウス、野外イベントなどが主ですね。
8月は、ギター1本だけを担いで、近畿2府4県ストリートツアーっていうのに回ったりもしていました。
他にも、地域のコミュニティFMでのラジオ出演や、司会業もしています。
ありがたいことに、月1くらいで何かしらのメディアに出させてもらっています。
20代最後に、諦めきれない夢を追い直す決意
―音楽活動を始めたきっかけを教えてください。
アキラ:実は僕、10代のときから音楽活動をしていたんですが、23、24の頃に一回音楽活動を辞めて、そこから5年くらい音楽をしていなかった時期があるんですよ。
だから、新しく今の活動を再開してから、まだ1年半しか経っていません。
―そうなんですね!再開しようと思ったのはなんでですか?
アキラ:ずっと介護福祉士として働いていたんですけど、その音楽をしていない期間も、色んな人から「曲作ってよ」って声がかかることとかがあったんですね。
僕、今よさこいの活動もしているんですけど、他のよさこいチームから、「歌つけてよ」とか、「楽曲作ってよ」って声をかけてもらったり。
だから、音楽活動をしていないとはいえ、音楽に携わることは、頻繁にやっていたんです。
そんな中で、30歳を迎えるにあたって、やっぱりどうしてももう1回諦めきれないものを追いかけたいなっていう気持ちが湧いてきたんです。
それで、29歳のときに、仕事を思い切って辞めて、音楽活動を再開しました。
―そんな思い切れるものなんですね!
アキラ:そうですね。再開を考えていたときに、たまたま繋がりがあったFM千里さんから、「音楽活動を再開するなら、プロ野球の国家独唱のお仕事があるけどどう?」っていうお声がかかって。
それも後押ししてくれたし、もう20代最後のこのタイミングしかない!と思って再開を決意しました。
―なるほど、タイミングも良かったんですね!
ちなみにもともと音楽をしようと思ったきっかけはなんなんですか?
アキラ:ギターを始めたのは中学校2年生のときですね。
物心ついたときから楽器がある家庭でした。
兄貴が2人いるんですけど、長男がギターを始めたいって言って、親に買ってもらって。
でも結局続かず、そのギターが次男の手に渡り、同じ流れで最終的に自分に回ってきました。(笑)
だから、よし音楽を始めるぞ!って始めたのではなく、なんかギターが手元にあったっていうのが最初ですね。
それで、中3のときに、友達が「ギターを始めたい」って言っていて、「あ、俺持ってるから一緒にやる?」って流れでユニット活動を始めました。
そこから、6、7年くらいそのユニットで、千里中央でストリートで歌ったりしていました。
原点である路上ライブからリスタート
―音楽活動を再開されるにあたって、路上ライブをされようと思ったのはどうしてですか?
アキラ:音楽活動を再開するってなったときに、全くの1からのスタートだったんです。
自分としては、昔繋がっていたものを、頑張って繋いでいきたいなとは思っていたんですが、やっぱり5、6年音楽をやっていなかったら、それはもう「音楽から離れた人」でしかないんですよね。
だから、自然と歌う場を求めてストリートという場に出て行かないといけなかったっていうのは大きいですね。
今は忙しくて、なかなか回数はできないけど、これからもストリートは続けていきたいと思っています。
―メディア出演など色んな活動をされている中で、それでもストリートにこだわる理由は何ですか?
アキラ:イベント、ライブハウスは歌を聴くことを求めている人が大半なわけで。路上ライブはそうじゃないじゃなくて、興味ない人も、うるさいな~って思っている人もいる。
自分っていう商品を幅広く知ってもらうためには、外せない活動だと思います。
あとは、ストリートは、僕の原点っていうのが大きいです。
自分の原点を振り返るっていう意味でもこれからもストリート活動は大事にしていきたいです。
夢の続きを見に行きたい
―音楽活動を通して伝えていきたいことはありますか?
アキラ:音楽活動をやめて、会社員をしていたときに思ったことがあるんです。
「頑張っていることがかっこ悪い」って思っている人が増えてきているなって。
「熱くなっているのってかっこ悪くない?」って思っている人がすごく多い。
そういう人たちに、「泥臭かろうが、かっこ悪かろうが、なんだろうが、必死になっている姿ってかっこええやん、輝いているやん」っていうのを伝えていきたいっていうのはすごく思います。
あとは、自分より年下の人が、音楽活動しかり、何かしらの夢を追って頑張ろうって思っていたら、「僕は30歳になっても、こうやってもがいて頑張っているんやから、あなたたちはもっと輝けるよ」って伝えたい。
「あのおっちゃんでも頑張ってるんやから、僕らも頑張れるな」って思ってもらいたいです。
僕の音楽活動のテーマが「夢の続きを見に行こう」なんです。
夢を夢の続きで終わらせたつもりだったけど、終わらせたくないんだから、自分の中で区切りをつけてしまった夢の続きを見に行きましょうよって、いうのをテーマに活動しています。
そんな必死な自分の姿を見てほしいし、それで諦めずに頑張ろうと思う人が増えればいいなと思います。
―「夢の続きを見に行こう」まさに今のアキラさんにぴったりですね。
でも、そこまでの熱い気持ちを持っていても、続けるのってやっぱり難しいと思います。
アキラさんにとって続けられるモチベーションになっているものはなんですか?
アキラ:まだまだ世間的にみると、そんな中でもお金を払って自分の歌を聞く人がいるってやっぱりすごいことだと思うんです。
安くないチケット代を払って、安くないCDを買ってくれて。
僕らはその人たちの時間を買っているわけで、その人たちは僕らの商品をお金を払って買っているわけで。
そういう人が一人でもいるだけで、僕らはやめるべきではないと思います。
そこがしんどいときももちろんあるんだけれども、でもそこがモチベーションになって、自分の力になっているのは確かですね。
自分がやりたいっていうのが先行するんではなくて、応援する人たちがいるからこそ続けているんやっていうのは常に思っています。
大阪の良い所は?
―大阪の好きな場所はありますか?
アキラ:うーん・・・万博かなあ・・・!
自分自身、万博公園の近くに住んでいるっていうのもあるので、家族で行った思い出の場所っていうのもありますし。
遊ぶところも多ければ、一人でのんびりしたいときにも行ける場所というか。
何より、入場料が安いっていう(笑)
裏話なんですけど、僕のアーティスト写真のほとんどが、万博公園で撮影しています。(笑)
―ええ!そうなんですか!
アキラ:実はそうなんです。(笑)
まあ、僕は都会があんまり得意じゃないんで、あれだけ大きい公園でのんびりできるところが近くにあるのはいいなあと思いますね。物思いに耽りながら、曲を書いたりもします。
―大阪の良さをPRするとしたら?
大阪は、会話のテンポが気持ちいい!
他の地域がだめっていうわけでは決してなくて、大阪人特有の、ポンと言ったら、ポンと返ってくる歯切れの良さが好きです。
あとは、やっぱりあったかさですね。結構どんな人でもフランクに声をかけてくれるというか。
それが嫌っていう人もいるかもしれないんですけど、心細くて一人でいるときでも、「兄ちゃんどしたん!」って声をかけてくれたりするのは、僕らみたいな1人のフィールドで戦わないといけない人にとっては、すごい心の励みになりますね。
ストリートミュージシャンで輪をつくるのに次に紹介される方は?
次に紹介されるアーティストは「蔦江タイチ」さんです!!
アキラさん、快くインタビューを受けて頂きありがとうございました!
今後の予定
12月21日 アキラ2ndワンマンライブ 「ツナグ、ツナガル」@中津stephall
11月1日 アキラワンマン応援企画 @江坂MUSE
色んな人が繋がってくれたから、今の僕がある。
その繋がりを、また別の人に繋げていけたらなっていう想いを込めて、「ツナグ、ツナガル」っていう名前のワンマンライブを企画しました。
新たな繋がりが生まれる瞬間を見に来てください!